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2009-10-15 (Thu)
先日、セリアの100円スピーカーを2つ使ってモノからステレオへ改造をして以来、結構セリアの100円スピーカを愛用しているのですが、セリアの100円スピーカーは素性が良さそうであり、ちゃんとしたエンクロージャーを作ってあげたらもっと良い音になるのではないかと思えてきました。

フタを開け、ゴム系接着剤て固定されている中身のスピーカーユニットを取り出してみると、値段の割には結構ちゃんとしたスピーカーユニットの様に見えます。
P1030163.jpg

こうなると、もう作りたくて仕方が無くなってしまい、先週の3連休からエンクロージャーを作りを開始してしまいました。(リアルタイムの途中経過は、日記をご参照下さい。)
小型だったこともあり、組み立ては2日程度で終わりました。
まだ塗装は完了していないのですが、一応音を聴けるレベルまでには完成しましたのでご紹介します。

小型スピーカーで低音を出したいとなるとバスレフ式とすることが多いのですが、それではあまりにも面白くないので、ロードが掛からないのは覚悟の上でバックロードホーン式にすることにしました。
ほとんどウケ狙いです。

とは言え、元々が100円均一のスピーカーですから、できるだけお金を掛けずに作る方針で進めました。
使用した材料は下記の通りで、いづれも100円ショップでの購入したものです。

・耳元スピーカー  100円×2個
・ホワイトベニヤ(30cmx21cmx2.7mm)   100円×7枚
・角材         一本100円
・ネジ         一箱100円
・ワッシャー      一箱100円
・爪付きナット    一箱100円
・スポンジ      1個100円
・フェルト       1枚100円

最近は、爪付きナットまで100円ショップで売られているのですね。
びっくりしました。
ついでに、ミニアクとりも購入しました。
これはスピーカーユニットの保護用に購入したのですが、取り付けた時の見栄えがよくなかったため、結局使いませんでした。
P1030099.jpg

ホワイトベニヤは写真でも判るように片面が白く塗られています。
バックロードホーン式は開口部が大きいため、もし木目のある側を外側にもってくるとこの白く塗られたところが開口部側に来てしまい、モロに見えてしまいます。
そこで最後まで迷ったのですが、白く塗られた側同士を2枚貼り合わせ、どちら側にも木目が出るような使い方にしました。
ところが、この選択により、手間が大幅に掛かることになってしまいました。(後述)

次に設計です。
バックロードホーン式の構造とすることにはしましたが、こんな小さいバックロードホーン式スピーカーの見本はありません。
そこで、私が非常に気に入っている自作スピーカー 1作目(バックロード式、8cmフルレンジ一発)を、ちょうど半分の大きさで作ることにしました。
完成寸法は、H210mmxW72mmxD108mmとなります。

このスピーカーが「M-8BH」という型番でしたので、今回の作品は、「M-8BH nano」と呼ぶことにしました。 (MAKIZOUさん、型番をパクってしまってすみません。) m(_ _)m

制作ですが、まずはノコギリで木材の切り出しを行い、バッフル面と背面の板は二枚重ねに接着します。
接着剤の硬化後、バッフル面の爪付きナットを差し込む部分に穴を開け、爪付きナットを打ち込みます。
その後に、スピーカーユニット用の穴を開けます。
ここで、最初にスピーカーユニットが嵌る穴を開けてから爪付きナットを打ち込むと、板が割れてしまいますのでご注意を。
ちなみにスピーカーユニット用の穴開けですが、私は自在錐を持っていませんので、最初にドリルを使って縁になる部分に穴を並べて開け、それらを糸ノコで繋いで切り落とし、最後にルーターで仕上げ寸法まで削りました。

次に、側板を除いたパーツをボンドを使って組み上げます。
流石に2度目の組み立てであり、また、サイズも一回り小さいため、組み立ては結構捗りました。
P1030093.jpg

実は、オリジナル寸法から半分に縮小する際に、板厚は1/5以下に変わっていることの影響をあまり考えていなかったため、音道構造部分の板の長さが足りなくなってしまいました。
そこで、不足分を後から継ぎ足しています。

本体への組み立てですが、まずは片方の側板を接着します。
P1030101.jpg

バッフル面近傍は、こんな感じです。
P1030107.jpg

流石に2.7mm厚の板では接着面積が不足してしまい、また直角も出難いので、一部角材を使っています。
ここまで来ると、見慣れたバックロードホーン式の構造になります。
P1030106.jpg

ここで内部配線を行い、最後にもう一方の側面を接着します。
P1030108.jpg

P1030115_2.jpg

背面中央に一回り大きな穴が開いていますが、これは将来のギミック用です。(謎)

元々の予定ではこれで終わりの心算でしたが、今回は側面をもう一枚貼らないといけません。
(一枚貼りの状態では、白の面が外側になってしまっています。)

「側板の二枚貼りなんて簡単だろう」とたかをくくっていたのですが、これが結構大変でした。
乾く前に合わせがズレたり、後から後からボンドが染み出してくるのです。
特にボンドが染み出てくることに関しては、ちゃんと拭き取ってあげないと見栄えが悪くなってしまいますので、目を離せません。
一枚当たり2時間ほど、付きっきりで拭き取っていました。 (>_<)/
最後はもう根負けして寝てしまいましたが。
(ここで根負けしたために、正面から見た時のコグチの仕上がりが今一つになってしまいました。)

それでも一応こんな感じには仕上がりました。
P1030118.jpg

完成してから感じたのですが、側板が一枚の状態では残ってしまっていた板の反りが、2枚重ねることにより、完全になくなりました。
2枚貼りには、このような効果もあるのですね。

ボンドが硬化後、まずはヤスリ掛けを行い、クリアニスを一度塗りします。
(まだこの状態では、正面、上面、側面x2の合計4面のみにしか施してはいません。)
次にスピーカーユニットをケーブルに半田付けし、エンクロージャーにボルトとワッシャーを使って取り付け、スポンジ&フェルトを載せてみました。
こちらがその写真です。
P1030121.jpg

なかなか良い感じの仕上がりです。(自画自賛)

ちなみに、スピーカーユニットとのケーブル接続ですが、片方は緑(+)と茶(-)、もう片方は赤(+)と茶(-)を結線しています。
そして、iPodやアンプなどと繋ぐ際には、一つのステレオ入力を二つのステレオ出力に分配する分配器を介して接続しています。

これで音が出るようになりましたので、早速色々な音楽を聴いてみました。

まず、元のスピーカーでは全体的に音がシャリシャリしていましたが、そのシャリシャリは全くなくなり、それどころか驚異的に音域が下に伸び、更に音量も明らかに増えました。

元のスピーカーのシャリシャリ音の原因ですが、数が少なく且つ径の小さい穴のフロントフェイスデザインによる「籠り」と、小型で薄い筐体であることによる「筐体の振動」ではないかと思います。
まあ、シャリシャリ音ではあるものの、元のスピーカーではその分高音の量はやや多い様です。
それに対し、M-8BH nanoではそのようなシャリシャリ音が無くなった分、音はスッキリとはしたのですが、逆に高音が幾分寂しくなった気もします。

一方、低域側は信じられないほど伸びており、また音量もかなり増え、本当に驚いています。
正直、作ってみるまでエンクロージャーが違うとここまで変わるものなのかとは、全く思ってもいませんでした。
あのサイズの100円スピーカーで、しかもこれだけ小型のエンクロージャーですから、本格的にバックロードが掛かっているとはちょっと思えないのですが、多少は掛かっているんでしょうかね。
そうそう、良く聴くと、ちょっと共鳴している周波数がありますね。
もちろんいくら低域側が驚異的に伸びたとは言え、当然、重低音は出ません。

M-8BH nanoは、使用しているスピーカーが100円であることを考えれば、再生ダイナミックレンジが大きく広がり、十分普通に聴ける良い音になったと言えます。
女性ボーカルをニア・フィールドにて小音量で聴くのには、何の問題も無いのではないでしょうか。

今後、更にエージングにより、どのように変わっていくのか、楽しみです。
(既に、数時間聴いているうちに、音質が変わってきているのが感じられます。)

現在二度塗り目ですが、塗装が完了したらまたUPします。
ギミック(謎)もあるし... (^^;



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