現在の閲覧者数:
12345678910111213141516171819202122232425262728293031
2009-05-01 (Fri)
4作目のヘッドホンアンプがとても良かったので、もう一台作ることにしました。

参考にした回路は、前回同様「うめAUDIO(仮称)」さんの「2段非反転+DCサーボ+SimpleAB級タイプバッファ」です。
urlはこちら。
http://www.geocities.co.jp/Colt_Python_KingCobra/audio/
http://www.geocities.co.jp/Colt_Python_KingCobra/audio/circuit.html
http://www.geocities.co.jp/Colt_Python_KingCobra/audio/DC-Servo-Twin-SimpleAB.gif

単にもう一つ作るのでは面白くないので、今回は同じケースを使いつつ、更にLEDレベルメータを付けてみようと思います。
また、バッファ用トランジスタも、これまでの2SA1015/2SC1815ではなく、あゆた屋さんお勧めの2SA970/2SC2440に変更してみます。
(前作同様、トランジスタバッファーは、オリジナルの1段から2段に変更しています。)
但し、分圧用のトランジスタは、2SA1015/2SC1815をそのまま使います。
電源は24VのACアダプターを用い、また、A級動作とするために2.3kΩの抵抗を介してバイアス電流を流すようにします。

それでは製作開始です。
まずはヘッドホンアンプ部から。

今回も据置型とは言えいつも通り出来る限りの小型化を狙うので、オペアンプの下にも部品を配置させます。
10作目は電解コンデンサが一回り大きくなる(24V駆動のため)ので、代わりに積層フィルムコンを下に置くことにしました。
ところが、この積層フィルムコンが結構厚みを持っているため、2個の積層フィルムコンを並べて配置させようとすると幅が足りません。
仕方が無いので、ピンソケットのプラスチックボディーを取り去りピンだけの状態にし、直接オペアンプに挿してから基板に半田付けしました。

P1010478.jpg
基板に挿す前の状態は、まるで「攻殻機動隊」のタチコマみたいです。

P1010455.jpg
これで無事に2つの積層フィルムコンをオペアンプの下に並べて配置することが出来ました。

今までは常に基板裏側にVeeとVccのジャンパ線を引き回していましたが、今回はそれをやりたくなかったので、VeeとVccの電源ラインを3個のオペアンプを挟んでカード表面に平行に配置するようにしました。(オペアンプの中央下がGNDライン。)

実体配線図は下記の通りで、薄い青とピンクがカードの表側に並んでいるVeeとVccです。
また、灰色の部分は、カードの表側に配線される個所です。(裏面は従来通り黒。)
高精度カレントミラー回路(右側部分)も実体配線図には記載されていますが、コンデンサは記載されていません。
入力部分はオリジナル回路の様に凝ったことはしないで、10kΩのVRを介して直接オペアンプに繋いでいます。
また、前述の様に、トランジスタバッファはオリジナルでは1段ですが、2段に変更しています。
2段増幅DCサーボTR2段バッファ

基板上に見えている、抵抗の足を利用した2列のラインがVeeとVccです。
GNDを越える必要がある場所では、垂直方向にそれらの電源ラインを伸ばしています。
結果的にこの配置は良かったみたいで、ノイズも皆無でした。

P1010458.jpg

P1010461.jpg

P1010465.jpg

P1010474.jpg

P1010482.jpg

P1010496.jpg

P1010504.jpg

P1010528.jpg
こうやって電子部品が基板に乗って行く様をみていると、空き地にビルがどんどん建っていく様です。

基板の裏側ですが、ジャンパ線が無いため、交差している配線が存在せず、見た目が非常にスッキリしています。
P1010539.jpg

ここまで来たところで、2作目と比べてみました。
P1010551.jpg
左が2作目で、右が10作目です。
こうやって比べると、「たった半年で我ながら随分変わるもんだなぁ~」と、関心しちゃいました。 (^_^ゞ

最後に、高精度カレントミラー分圧回路に必要なコンデンサを取り付けて完成です。
後で100V電源からトランスで降圧&分圧した場合でも対応出来るように、この辺りはピン/ソケットを使って繋ぐようにしてあります。
同様に、バイアス電流制御用抵抗も、後で変えられるようピン/ソケットを使っています。
P1010556.jpg

次にレベルメータ部です。

10LEDレベルメータは、共立エレショップのコンパクトレベルメータキット「SK-LV39」を2個購入しました。
また、駆動回路は、GRANADAさんのWebページ10連 LED レベルメーターの製作を使わさせていただきました。

実体配線図はこちらです。
10LEDレベルメータ

ヘッドホンアンプのボリュームを動かしてヘッドホンの音量が変化した場合でも、レベルメータがちゃんと連動して表示されるようにしたかったので、レベルメータへの信号入力はヘッドホンへの出力信号をそのまま使っています。
そのため、オリジナルの回路をそのまま使った場合、増幅率が不足気味になります。
そこで、増幅率を設定する抵抗はピン/ソケットにしておき、後で変更できるようにしました。

完成したレベルメータ基板は、こちらです。
P1010447.jpg

LEDはモジュール化し、ソケットに挿せるようにしておきました。
この様にしておくと、設置後の内部配線が楽になります。
P1010571.jpg

P1010572.jpg

4作目のヘッドホンアンプ(据置型)を利用して、動作の確認とLEDのレベル調整を実施。
P1010569.jpg

最後に、新たに用意した穴開け済のケースに取り付けました。
P1010574.jpg

P1010577.jpg

P1010586.jpg

アンプ部分は24V駆動、レベルメータは5V駆動のため、二つのACアダプターを使っています。
P1010597.jpg

今回、特に大変だったのは、何と言ってもケースの穴あけでしたね。
LEDレベルメータとフロントパネル上の穴との間に隙間が出来てしまうと、一気に見栄えが悪くなってしまうので、きっちりとした四角形の穴を寸法通りに開けなければなりません。
そのため、フロントパネルが割れないように細心の注意を払いながらヤスリで慎重に削って寸法調整を行いました。

その苦労の甲斐もあり、完成したフロントパネルは見た目がとても良く仕上がっているのではないかと自負しています。 (*^_^*)ゞ

バッファ用トランジスタを2SA1015/2SC1815から2SA970/2SC2440に変更したことによる音の差ですが、やや高音が伸びている様に感じました。

完成してからは、毎日この据置型ヘッドホンアンプを使って音楽を目と耳で楽しんでいます。


昼休み中に、会社で、ですが... (>_<)/


2009年7月19日追記:実体配線図など



関連記事:(*印は、この記事です。)
-自作ヘッドホンアンプ 1作目(据置型、FETバッファ)
-自作ヘッドホンアンプ 2作目(据置型、Simple Class-AB、トランジスタバッファ、パッシブDCサーボ、高精度カレントミラー分圧)
-自作ヘッドホンアンプ 3作目(携帯型、Simple Class-AB、トランジスタバッファ、パッシブDCサーボ、高精度カレントミラー分圧)
-自作ヘッドホンアンプ 4作目(据置型、2段非反転、Simple Class-AB、トランジスタバッファ、DCサーボ、高精度カレントミラー分圧)
-自作ヘッドホンアンプ用昇圧回路
-自作ヘッドホンアンプ 5作目(携帯型、1.2V->5V昇圧、Simple Class-AB、トランジスタバッファ、パッシブDCサーボ、高精度カレントミラー分圧)
-自作ヘッドホンアンプ 6作目(携帯型、1.2V->5V昇圧、Simple Class-AB、トランジスタバッファ、パッシブDCサーボ、高精度カレントミラー分圧)
-自作ヘッドホンアンプ 7作目(携帯型、1.2V->5V->12V 2段昇圧、Simple Class-AB、トランジスタバッファ、パッシブDCサーボ、高精度カレントミラー分圧)
-自作ヘッドホンアンプ 8作目(携帯型、2.4V->10V昇圧(1.2V->5V昇圧2発)、Simple Class-AB、トランジスタバッファ、パッシブDCサーボ、高精度カレントミラー分圧)
-自作ヘッドホンアンプ 9作目(携帯型、1.2V->5V昇圧、Simple Class-AB、トランジスタバッファ、パッシブDCサーボ、高精度カレントミラー分圧)
*-自作ヘッドホンアンプ 10作目(据置型、2段非反転、Simple Class-AB、トランジスタバッファ、DCサーボ、高精度カレントミラー分圧、LEDレベルメータ)
-自作ヘッドホンアンプ 8作目のオペアンプ交換
-自作ヘッドホンアンプ 4作目のオペアンプ交換
関連記事
スポンサーサイト
| Headphone Amp/Portable Headphone Amp | COM(10) | TB(0) |















管理者にだけ表示を許可する