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2009-05-02 (Sat)
ヘッドホンで音楽を聴いていると、どうしても聴く体勢に制約が出来ます。
また、梅雨時には耳元が汗ばんできて、長時間聴くことができません。
もっと自由に音楽を聴きたくなってきます。
すると、残るはスピーカーで音楽を聴くしか道はありません。
もちろん、スピーカーで聴くとなると、アンプも必要になります。
しばらく電器販売店でアンプとスピーカーを物色したのですが、単に市販品を買ってきて設置するだけ、というのも何だか味気無く感じます。
ヘッドホンアンプを何台も自作してきたため、電気製品を単に購入するということに、拒否反応を示す体になってしまったのでしょうね。
そうなれば、もはやアンプやスピーカーも自作するしかありません。

そこでネットで調べた結果、アンプはTA2020-20というICを使ったデジタルアンプが、価格が安い割りに高音質との評判でしたので、これを作ることに決めました。
アンプの制作記事は、別途UPします。

スピーカーの方ですが、密閉式やバスレフ式というのは昔から知っていましたが、調べてみるとバックロードホーン式というものがあるを初めて知りました。
しかも、バックロードホーン式スピーカーは、音は良いのだが構造が複雑なため、市販品にはほとんど無いとのこと。
もう自作erとしては、これ以外に選ぶものは無いでしょう。(笑)
バックロードホーン式スピーカーを作ることにしました。

かと言って、スピーカーエンクロージャーを作るのは初めてですし、木材を正確に切る技術も設備もありません。
自作スピーカーの場合、カット精度がスピーカーの品質・音質を大きく左右するそうです。
DIY店でカットサービスを行ってくれるところはありますが、カット精度は今ひとつとのこと。
スピーカーを作るのであれば、スピーカーカット専門店を利用すると良いそうです。
スピーカーカット専門MAKIZOUという店が、±0.2mmの精度が出せるとのことで、結構評判が良いことが判り、この店に発注することにしました。

しかし、何を作るかはまだ決まっていません。
良く見るとMAKIZOUに小型でオリジナル設計のバックロードホーン式スピーカーM-8BHがあるではないですか!
「ををっ、まさにこれだ!」と、すぐ発注しました。
ちなみに、シナ合板ではなく、一つ上のグレードのシナアピトン材にしました。

同時に、コイズミ無線FostexFE-87E2個、P24Bスピーカーターミナル2個、K308スピーカーグリル1組を発注しました。

3週間程して、MAKIZOUからカットされた木材が届きました。
P1010678.jpg

仮組すると、こんな感じです。
P1010680.jpg

バックロードホーン式は内部が迷路の様になっていて、ここで低音が増強されるのだそうです。

いよいよ組み立て開始!
まずは簡単なところから。
P1010685.jpg

次に、板の断面に、コグチ処理をします。
これを行わないと、「いかにもシナ合板です」という断面がモロに見えてしまいます。
自作スピーカーが安っぽいというイメージなのは、ここから来ているのではないかと思います。

まず、ゴム系接着剤を塗布し、次にコグチテープを貼り付け、最後にやすりで寸法を整えます。
P1010706.jpg

P1010707.jpg

P1010708.jpg

これで見栄えが良くなりました。

次は、外から見えるところの板同士の接着です。
接着剤としては木工ボンドを使いますが、これがはみ出てしまうと、後で塗装する時に見栄えが悪くなってしまいます。
ですので、はみ出しは最小限に抑える必要があります。

そこで、貼り合わせる板の角ギリギリまでマスキングテープを貼ります。
P1010709.jpg

P1010711.jpg

次に木工ボンドをたっぷりと塗ってから、組み付けます。
すると、木工ボンドがはみ出てきます。
P1010713.jpg

はみ出た木工ボンドは、濡れ雑巾で拭き、更にハタガネで締め付けます。
P1010714.jpg

また木工ボンドがはみ出てくるので、濡れ雑巾で拭き取ります。
P1010715.jpg

完全に乾ききる前に、マスキングテープを剥がします。
こうすることにより、木工ボンドを表面に出さずに接着ができます。
P1010716.jpg

バックロードホーン式スピーカーでは、ホーンの部分が大きく開口しているため、ここから内部が見えてしまいます。
組み立てた後にこの部分の塗装を行おうとすると、非常に苦労しそうだったので、先にその部分だけ塗装を行いました。
私はシナアピトン材料の薄い木目模様がとても気に入ったので、色合いを変えない様にクリアニスを使いました。
また、最後に木工ボンドで接合される部分にニスを塗ってしまうと、接着強度が出なくなるので、この部分はマスキングして行いました。
P1010721.jpg

ちょっと光沢がある部分が、先にニスを塗った箇所です。
内側ではあるものの、ニス塗りとやすり掛けは、3度行いました。
P1010724.jpg

更に接着工程は続きます。
P1010730.jpg

P1010734.jpg

P1010740.jpg

これで、側板を除いた部分が出来上がりました。
P1010743.jpg

いよいよ側板の接着です。
マスキングテープを貼る形状も、段々と複雑になってきます。
P1010745.jpg

接着剤をたっぷりと塗布します。
(本当は、木工ボンドの乾燥が速いので、写真を撮っている余裕は無いのですが。)
P1010746.jpg

重しを載せ、木工ボンドが乾く前に、はみ出た木工ボンドを拭き取り、更にマスキングテープを剥がします。
急がないと、木工ボンドが硬化を始めてしまいます。
P1010747.jpg

木工ボンドが硬化するのを待つことしばし、やっとここまで来ました。
P1010750.jpg

ここで、内部のスピーカーケーブルを配線します。
P1010757.jpg

さあ、あとは反対側の側板を接着するのみです。
この作業は、更にやり難くなります。
P1010752.jpg

完成すると、こうなります。
P1010756.jpg

しかし、まだ塗装が残っています。
やすり掛けをした際に出てくる細かい粉がバックロードホーンの開口部に入り込むのを避けるため、開口部を蓋します。
P1010760.jpg

ニス塗りとやすり掛けは、5回行いました。
いやはや、疲れた疲れた。

その後は、スピーカーターミナルの取り付けです。
スピーカーターミナルを一度取り付けると、ネジ穴部分が少し盛り上がります。
そこで、二周りくらい大きいドリルで、少しザグリます。
こうしないと、スピーカーターミナルとスピーカーとの間に隙間ができてしまい、音が劣化してしまいます。
P1010762.jpg

P1010763.jpg

最後にスピーカーユニットとグリルを取り付けて完成です。
P1010783.jpg

P1010779.jpg

ちょうど並行して作っていたTA2020-20に繋いで音を出してみました。
P1010764.jpg

やっぱりスピーカーで聴くっていうのはいいですね。
更にハマってしまいそうです。


あれぇ~、また変だなぁ~...
何で足元にFE-168EΣが2個もあるんだろう?(笑)


補足
その後、このスピーカは、スピーカユニットの交換を行いました。
自作スピーカー 1作目のスピーカーユニット交換



関連記事:(*印は、この記事です。)
*-自作スピーカー 1作目(バックロードホーン式、8cmフルレンジ一発)
-自作スピーカー 1作目のスピーカーユニット交換
-自作スピーカー 2作目(バスレフ式、8cmフルレンジ一発)
-MAKIZOUさんのM-8BHが、特別価格になっています
-セリアの100円スピーカを2つ使ってモノからステレオへ改造
-自作スピーカー 3作目(バックロードホーン式、100円均一スピーカー)
-M-8BH Manual
-セリアで新製品の100円スピーカ購入
-ポータブル用ミニスピーカの改造
-ステレオ誌7月号付録スピーカ・ユニットの組み立て
-自作アンプ内蔵スピーカー 4作目(密閉式、100円均一スピーカー):エンクロ-ジャ編
-自作アンプ内蔵スピーカー 4作目(密閉式、100円均一スピーカー):アンプ(完成)編
-自作アンプ内蔵スピーカー 4作目(密閉式、P650スピーカーユニット):スピーカユニット交換(正式完成)編
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