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2009-05-03 (Sun)
1作目のスピーカースピーカーユニットをFF-85Kへ交換したため、FE-87Eが余ってしまい、「どう有効利用しようかな」と考えていたのですが、先日、パイン材で棚を作った際にDIY店で板を切ってもらったため、幅寸法の精度がそこそこ良く出ている端材が残っていることを思い出しました。

もちろん、端材なのでもうDIY店でカットしてもらう訳にはいかず、あとは自分でノコギリを使って切るしか方法はありません。
スピーカーを作る場合、少なくとも幅方向の寸法精度が揃っている板が必要なので、この幅寸法の精度がそこそこ出ている板を上手く使えば、何とかスピーカーに出来そうな感じです。

そこで、前から音に不満のあった、YAMAHA TSS-15用のフロントスピーカーを自作することにしました。
TSS-15付属のスピーカーユニットのインピーダンスは4Ωで、FE-87Eは8Ωなのですが、構わず交換することにします。(自己責任)

今回は、出来るだけ安く、またAV的な雰囲気を目指します。
新規に必要な材料としては、スピーカーグリル、スピーカーターミナル、フェルト、LEDライト(謎)です。
スピーカーターミナルは2端子で十分なのですが、DIY店では4端子のものしかなかったので、それを購入しました。
しかし、これがちょっと面白いことになりました。

まずはスピーカーの設計です。

ここのSPEDというエンクロージャー設計支援ソフトウエアを利用させていただきました。

FE-87Eを使ったエンクロージャーとしては、有名な長岡鉄夫さんの設計のBS-8というバスレフ式のものがありますので、まずその寸法を入れて目指すべき周波数特性を把握します。
bs-8-2.jpg

次にオリジナル設計に入るのですが、材料となるパイン材の寸法は幅158mm、長さ450mm、厚さ18mmで、2枚あります。
幅方向は194mm(158mm+18mm+18mm)に一意に決まるのですが、更にこの板の板取り(切り代も)を考慮しつつ、BS-8に似た周波数特性を得られる設計を行う必要があります。
何度か試行錯誤を繰り返して、やっと下の様な形に決まりました。
ちょっと扁平な形状なのですが、仕方がありません。
bs-8改3-2

設計がきまりましたので、板のカットを行います。

慣れない手つきでノコギリを使って切り出しました。
当然切り口はガタガタですので、鉄やすりと紙やすりを使って綺麗にします。
また、スピーカーユニットの入る穴は、糸ノコで開けました。

次は組み立てです。

コーナークランプとハタガネを使い、木工ボンドで接着していきます。
1作目では板の切断寸法も切り口もバッチリでしたので、垂直に組み立てるのは楽でしたが、今回は垂直が全く出ません。
コーナークランプを使って垂直にしますが、それでも隙間が出来てしまいますので、その分たっぷりと木工ボンドを塗りたくりました。
前回と同様、側板を除いた部分の組み立てを行ってから、片方の側板を接着します。

今回はバスレフ式なので、完全に蓋をしてしまう前に、中にフェルトを貼る必要があります。
安く作るため、ダイソーの厚手フェルトを購入して木工ボンドで貼り付けました。 (^_^;

更にスピーカーの内部配線を行っておきます。
ここで、4端子のスピーカーターミナルを使ったため、当然2端子余ります。
この余った2端子を使い、内部にLEDを組み込むことにします。
安く作ることが目的ですので、これまた100円ショップのセリアで見つけた「エッグライト」を使いました。
光の色が7色に徐々に変わっていくLEDランプです。
そのままのLEDと抵抗の組み合わせでは、5V電源に繋いだ際に電流が流れ過ぎるので、電流制限抵抗を少し大きいものに交換しました。(何Ωにしたか、忘れてしまった...)
P1020376.jpg

最後に反対側の側板を木工ボンドで接着します。

これで完成なのですが、ノコギリで切断したため寸法が完全に揃っておらず、当然側板がはみ出してしまいます。
(寸法の誤差は、全て側板の寸法からはみ出す様にしておきました。)
酷いところは数ミリも。
当然見栄えが悪いですから、側板のはみ出した部分を削り取る必要があります。
グラインダーを使えば簡単に削り取ることができるのですが、残念ながら私は持っていません。
仕方が無いので、鉄やすりと紙やすりを使って手作業で削り落しました。(ひょえぇ~!)
これには本当に時間が掛かり、またとても疲れました。 (>_<)/

しかしその甲斐あってか、はみ出しが無くなると見栄えが非常に良くなりました。

最後にクリアニスとやすりがけを3度行い、スピーカーユニットとグリルを取り付けて完成です。
パイン材は木目も美しく、まるで市販品の様になりました。
P1010800.jpg

P1010801.jpg

YAMAHA TSS-15のフロントスピーカーと交換して音楽を聴いてみると、これまでとは全然違い、中音~高音が非常に良く出ています。
ボーカルが前面に出てくるようになりました。
また、低音はもともとウーファーから結構出ていたため、バランスも良くなりました。
これならば、音楽を十分に楽しめます。

まてよ、中音~高音が良くなった、ということは、付属スピーカーの音域のカバー範囲は何だったんだろう?
おまけ?

また、板厚が18mmもあるため、音量を上げても箱鳴りは全くありません。
普通、こんな小型のスピーカーエンクロージャーを作るのに、18mmのパイン材なんて使わないですよね。(苦笑)

更にLED回路に電源を接続してみます。
すると、徐々に7色に変化する光が、バスレフのスリットから控え目に漏れてきます。
ちょっと暗くした部屋で音楽を聴く際に、これはとても味があります。
P1010814.jpg

完全に正面から見るとこんな感じですが、実際にはこの様な見え方はしません。
P1010816.jpg

これで、今回の目的である、「安く」と「AV的雰囲気」が両立したスピーカーがやっと完成しました。
TVの横に設置すると、なかなか良い雰囲気です。
P1020102.jpg

実は、1作目のスピーカーは寝室に設置したので、カミさんが寝てしまうともう音楽を聴けません。
せっかく作ったスピーカーで、夜に音楽を聴けないという不満がありました。
しかし、これからは「YAMAHA TSS-15 + 2作目の自作スピーカー」の組み合わせで、帰宅後の音楽鑑賞が楽しめるようになりました。


本当は、リビングに1作目のスピーカーを設置できるといいんだけど、カミさんがそれを許してくれません。 (>_<)/



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